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Take The A Train

昨日3月3日はクロスビー開店19thアニバーサリーでした。
ニューヨークで活躍中のギタリスト鬼塚正男さんをゲストに迎え
スペシャルステージが開催されました。
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アコースティックギターの音色が素晴らしく
POPSを中心に独特の世界を繰り広げてくれました。
あまりの心地よさに二部のShowTimeでは夢の世界に迷い込むお客さまも…

控室では色々なお話を伺いました。

普段はニューヨークの地下鉄の構内で演奏しているそうです。
仙台、日本ではStreet Musicianのライセンスがあるのかどうか
聞いたことはありませんでしたが、
NYの地下鉄では誰もができるわけではないそうです。
ちゃんと年に一度のオーディションを受けて合格した者のみが
Bookinngをいただけるということでした。
一日3時間。ワンステージ。
これを週に4日くらい。
場所は何か所か決められた場所があり、2週間ごとにBookinng票を渡され指定された時間にその場所に行って演奏するということでした。
一年間働くと翌年には名前と連絡先などのプリントされた横断幕を支給され、ステージの後ろに立てて演奏するそうです。
最初はJazzのスタンダードを演奏していたのですが実入りが悪い。
つまり受けが悪かったそうです。
同業者とは仲良くなれて情報交換も。
そこで教えられたのは「30年代40年代の曲なんて古すぎて受けないよ。
みんなもう死んでるじゃないか~?」
それじゃと考え直して取り入れたのは
ビートルズ、ビリージョエル、スティービーワンダー等のPOPS。
自分が若いころに好きだった曲を演奏するようにしたら人が集まるようになったそうです。

パフォーマンス一つで稼ぎも変わる、厳しくも現実的な世界なのだと教わりました。

それから、注目されるのが彼の持つギター。
1940年代のGibson製。
声をかけてくれる人の中には自分も音楽やってますと言う人が多いそうで
その中でもギタリストが多く、このギターのことを聞かれたり
売らないのかと言われることがよくあるそうです。
本来ならこんな雑踏の中の空気のよどんだ場所で使う楽器じゃないのですが
いわゆる広告塔の役目を果たしてくれているとのことでした。

時折博多弁の混じるとても気さくな方で、クロスビーに来る前日は我々の動画を見てきてくれたとのこと。恐れ入ります。
スキーが好きで前日は蔵王、来週は札幌でスキーとLive。
奥様と一緒にNY~JPを旅して…遊んで、仕事して!
素敵な生き方だと思います。

ステージ後半は我々とのSession Time!御一緒させていただきました。
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NYの地下鉄と言うとちょっと前までは怖くて危ない乗り物という印象が強かったのですが
最近は治安も良くなってきているとのこと。
世界で頑張ってる日本人は誇りに思えますね。
最後はA Trainで締めくくりました。
by groovin-jazz | 2011-03-04 15:53 | Murakami